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2022.12.05

5分で理解!シートフローリングに必要なフロアコーティングの特徴と最適なコーティング剤

新しく家を新築、改築したり、マンションを購入したりした時に、新しくきれいなフローリングを見て「このままきれいなフローリングをキープするにはどうしたらいいんだろう?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。

近年、フローリングの表面は耐久性がある、プラスティック製のオレフィンシートの使用が主流になっています。しかし、丈夫といわれるシートフローリングでも物を落としたり、家具を移動させたりしたときに傷がつくこともあるでしょう。

そこで、フローリングを長くキレイに維持する目的で、フローリングの上にコーティングを施す方法があります。この記事では、フローリングの種類やシートフローリングに必要なフロアコーティングの特徴について詳しく解説します。

【必要性】シートフローリングへのフロアコーティング

フローリングの傷

表面が化粧板(実物の木を薄くスライスしたもの)タイプのフローリングに比べ、木目のプリントが施されたシートフローリングは表面の硬度が高く、耐久性があります。

しかし、シートフローリングを何も保護していなかった場合、数年の間にどうしても表面に物を落とした傷や家具を移動させた傷がついてしまうものです。また、皮脂成分が付くと黄変の原因にもなります。

傷ついたところから水分が入ってしまうと、シートが剥がれてしまう場合も。剥がれたシートの補修は難しく、床一面の張替えが必要となるケースも生じてくるのです。

耐久性のあるシートフローリングでも、保護のためにコーティングすることをおすすめします。コーティングをしておくと、シートフローリング上に一層膜ができるので傷や水分、剥がれを防ぐことができ、お手入れも楽になります。

シートフローリングにコーティングはできる

シートフローリング コーティング

シートフローリングは水拭きのお手入れが難しい傾向があります。シートフローリングの表面に水分が入ると、ささくれやシワなどの不具合の原因となります

ワックスはフローリングの艶出しのみを目的にしているため、水性のものがほとんどです。シートフローリングがワックスフリー(ワックス不要)といわれるものが多いのも、水分を避ける理由があるからです。

コーティングは、基本的にどのシートフローリングに対しても施工出来ますが、一部難しいものもあります。そのため、コーティングが可能であるかどうかの確認が必要になります。

シートフロアに最適なのはウレタンコーティング

ウレタンコーティング

フローリングへのコーティングもUVコーティングやシリコンコーティング、ガラスコーティングなどさまざまなタイプがあります。自宅のシートフロアに合ったコーティングを選ぶには、それぞれのフロアコーティングの特徴を知る必要があります。

総合的に判断して、シートフローリングにおすすめなのは、低コストでの施工ができ、きれいに密着するウレタンコーティングです。

|水性や水系のウレタンコーティング

ウレタンコーティングは「水性」と「油性」の2種類あります。この2種類のうちシートフローリングに適しているのは水性のウレタン樹脂を使った「水性のウレタンコーティング」です。

ホルムアルデヒド(揮発性有害物質)を制限している成分なので、人体や環境にやさしく、ペットやお年寄り、赤ちゃんのいる家庭も安心して使えるでしょう。

デメリットは耐薬性や耐熱性が低く、除光液や強い成分のクリーナー、熱湯などには注意が必要です。

費用は2,000円/㎡程度になります。

メリット デメリット
低コストで施工可能 耐薬性低い
耐久性 約5年 安全性も高い 耐熱性低い
耐水性あり(水拭き可能) 他のコーティングに比べると耐久性が短い
部分補修や重ね塗り、剥離して塗り替え可能 艶感が少し低くなる

|アルコールを溶剤に用いたガラスコーティング

ガラスコーティングは、安全性の高いアルコール系溶剤をベースに作られた成分でのコーティングになります。フロアコーティングの中で最も硬度が高いため、傷がつきにくく、耐久性も15年と長いのが特徴です。

デメリットは塩素系の薬品や熱に弱いことです。料理の油が飛ぶキッチンや漂白剤を使用する洗面所などのフロア施工には、注意が必要になります。

費用は3,500円~4,500円/㎡程度です。

メリット デメリット
木の本来の艶感 塩素系の薬品、熱に弱い
耐久性 約15年 安全性も高い 滑りやすい
耐水性あり(水拭き可能) 硬化までに時間がかかる
ガラスの皮膜で傷がつきにくい 再塗装やメンテナンスの難易度が高い

シートフローリングの構造と特徴

フローリング 施工

近年フローリングとして使用されているものは「シートフローリング」とよばれるタイプです。従来はフローリングとして、集成材や、MDF(木材の繊維物質を溶かして固め、板状にしたもの)を層のように重ねて、その上に化粧板を貼り付けて使用していました。

シートフローリングは表面の素材が、従来の化粧板に代わり、木目の柄がプリントされたプラスティックシート(オレフィンシート)が貼られているタイプです。フローリングの中で最も価格が安く、木目以外にも石模様や大理石調などの種類も豊富なので、フローリングの主流になってきています。

|シートフローリングの種類

フローリングの種類としては大きく分けて4種類あります。

シートフローリングのみ、表面が銘木ではなく、木目がプリントされたシートです。

それぞれに特徴があり、使用場所によっては使い分けたほうが良い場合もあります。

無垢フローロング 挽板フローリング 突板フローリング シートフローリング
表面 銘木 銘木 銘木 非銘木
断面 すべてが銘木 合板+銘木

(2~3mm)

合板+銘木

(0.2~0.6mm)

プラスティック

(オレフィン)シート

お手入れの楽さ ★★ ★★★★ ★★★★★
価格の安さ ★★ ★★★★ ★★★★★
質感の良さ ★★★★★ ★★★★ ★★
環境によるサイズ変化の少なさ ★★★★ ★★★★★ ★★★★★

|シートフローリングが主流になった理由

シートフリーリングが主流になった理由は、四季がある日本の気候に適しているからです。

日本は湿気が多い季節や乾燥する季節、また年間を通して気温差も大きい国です。床材として木そのものを利用していると、木は湿気を吸って膨張したり、乾燥で収縮します。

湿気や乾燥で形が変わった木の間に隙間ができ、隣の板と擦れて音が出てくるようになります。これが床鳴り」と言われる現象です。

古い寺の廊下や床を歩くと「ミシミシ」「ギシギシ」と、独特な音がする正体は「床鳴り」なのですね。

一方、シートフローリングの場合は湿気や乾燥の変化がほとんどないため、季節による床の不具合が起こりにくい素材です。また、シートの下に挟まれているMDF(木材の繊維物質を溶かして固め、板状にしたもの)は湿気や乾燥に強い素材であることも理由のひとつです。

シートフローリングは四季の変化に強い素材として注目され、主流になっています。

まとめ

近年主流になってきているシートフローリングは丈夫ではありますが、長く使用していると物を落とした時、家具を移動させた時の傷ができ、そこから水分が入るなどで劣化を早めてしまうのです。そこで、表面を保護するためにコーティング加工があります。

ほとんどのシートフローリングがコーティング加工を行うことができます。コーティングを行うことで、表面に一層の保護が生まれるため、フローリングの傷を防ぎ、長くキレイに維持できるのです。

コーティングの中でもおすすめは密着性が高く、費用が抑えられる「水溶性のウレタンコーティング」です。

エブリエでは多くの業者の「水溶性のウレタンコーティング」やの費用や日数などの見積もりが一括で行なえます。その他のコーティングに関してもお問い合わせいただけます。ぜひ1度ご相談ください。

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