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損をしない!フロアコーティングの価格相場と出費を抑えるポイント

床に輝きが増して、汚れにくくなるフロアコーティングの施工は、新築の入居時や中古物件への引っ越しに合わせたタイミングで、作業の依頼を検討している方も多いのではないでしょうか。
「将来的に床の補修など、メンテナンスにかかる費用が減る」、「日々掃除する手間が楽になる」などフロアコーティング施工のメリットは多くあります。しかし依頼したときの費用は、決して安くありません。
・新居の頭金で貯金がなくなったので他の作業費用は抑えたい
・引っ越しに合わせて家電を購入するので予算に余裕がない
など、依頼するかどうかを決めかねている方もいるでしょう。
施工作業にかかる費用が気になる方に、フロアコーティングの価格相場や節約するポイントをご紹介します。安く依頼できる業者やコスト削減のコツを探している方は、参考にしてください。
【種類別】フロアコーティングの価格相場
フロアコーティングは、使用するコーティング剤によって価格が変動します。コーティングの種類が異なれば、必要となる材料の原価が変わるためです。一般的には質がよいコーティング剤ほど、価格は高くなります。
しかし、必ずしも高いコーティング剤がどのような床でも最適とは限りません。フロアコーティングを施工する場所の主な利用目的と、利用頻度などで向いているコーティング剤は異なります。
価格相場は以下のとおりです。
種類 | 1㎡あたり | 3LDK/70㎡ | 4LDK/120㎡ |
UVコーティング | 0.3万円〜0.6万円 | 21万円〜42万円 | 36万円〜72万円 |
ガラスコーティング | 0.2万円〜0.7万円 | 14万円〜49万円 | 24万円〜84万円 |
シリコンコーティング | 0.1万円〜0.4万円 | 7万円〜28万円 | 12万円〜48万円 |
ウレタンコーティング | 0.2万円〜0.5万円 | 14万円〜35万円 | 24万円〜60万円 |
種類について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック
⇒「失敗しない!フロアコーティングの種類と業者を比較」
【要チェック】フロアコーティングの作業費用
フロアコーティングの作業料金は、コーティング剤の種類と施工面積が変動する大きなポイントです。他にもさまざまな条件により変動します。
例えば空室か在宅かの入居状況、新築か中古かの住宅状況などが挙げられます。
すでに入居済みなら大型家具が設置されている場合が多く、施工前に一度家具を移動させなければいけません。家具の移動作業を業者が実施してくれる場合でも、保管場所の確保など別途費用が発生したり、作業時間が長くなったりする可能性があります。
別費用や作業時間の増加により、空き室よりも価格が高くなりがちです。
見積もりのときに、作業料金に含まれる範囲や別料金が必要となる作業を確認しておきましょう。特にチェックしておくべき点として、下記3点が挙げられます。
・大型家具の移動
・施工前の床掃除
・施工後のアフターサービス
詳しく解説していきます。
|大型家具の移動
フロアコーティングを施工する床は、家具がない状況にしないといけません。しかし、大型家具を一度に別の場所へ移動するのはとても大変です。
一時的にでも家具を置く別スペースがない場合は、床を2分割してコーティングをかけない片面に家具を集めておき、片面が終了したら家具を反対側に移動させて残りの片側をコーティングする、といった作業を行なわなければいけません。
2分割にできない場合は、引っ越し用のトラックに保管しておくケースもあります。その場合、フロアコーティングの作業料金に加えて、車両費用も発生するのが一般的です。基本的に家具移動は業者が行ない、多くの場合、作業料金に含まれています。
ピアノやキングサイズベッドなど特殊家具は移動せずにコーティングするのが一般的です。どうしても特殊家具を移動した状態でのコーティング施工を希望する場合には、作業可能かどうかも含めて業者に確認しておきましょう。
|施工前の床掃除
コーティング作業時、ホコリやゴミが床についてしまうと、輝きの仕上がりに大きな影響を与えます。きれいに仕上げるためには事前の床清掃が欠かせません。水拭きや簡単なホコリ除去なら料金内で実施してくれるのが一般的です。しかし、念のため別途費用がかからないか確認しておきましょう。
また、コーティング作業を実施する床にワックスの処理が施されている場合、ワックスを剥がす作業が必要です。基本的にはコーティング業者がワックスを剥がしてくれます。ただし、ワックスを剥がす薬剤を使用し、作業時間がかかるため別料金になるケースもあります。別途費用が発生するかを、あらかじめ確認しておきましょう。
|施工後のアフターサービス
フロアコーティング施工後のアフターサービスは、業者によって差が出やすいポイントです。アフターサービスが別価格ではなく作業料金内に含まれている場合でも、保証などの内容はきちんとチェックしておきましょう。
特にチェックしておくべき点として、下記が挙げられます。
・問題が発生した際に対応してもらえるのか
・対応する場合は作業後何年までなのか
・保証書は発行するか
・入居者のトラブルによりフロアコーティングが破損した場合は対象となるか
・相談窓口は設置されているか
自分の希望に沿ったサービス内容の業者を選んでおけば、作業後に失敗したりトラブルになったりすることも少なくなります。
出費を抑える3つのポイント
フロアコーティングは費用が安い作業ではありません。しかし、引っ越しや新築入居の作業と合わせて依頼するケースも多いため、できれば出費を抑えたいものです。
出費を抑えるポイントとして、下記3点をご紹介します。
・時期:引っ越しシーズン以外
・部分施工:コストダウン
・フロアコーティングの種類を分ける:割高感がない
|時期:引っ越しシーズン以外
フロアコーティングの施工業者は、主に引っ越しシーズンとなる3月4月、そして年末年始が繁忙日です。特に3月4月の引っ越しシーズンがもっとも忙しくなります。
引っ越し業者とは異なり、基本的に繁忙日だからといってフロアコーティングの価格が高くなることはありません。しかし、1日の施工数が限られているため、繁忙時期に依頼しようとすると、業者の選択肢が限られてしまいます。料金がお得の業者はスケジュールが埋まってしまい、結果として価格が高い業者に依頼するしかなくなる可能性があるのです。
また時期の面で考えると新築の場合、家具の搬入前にフロアコーティングを実施すると価格は抑えられる可能性が高くなります。家具がない状態なら、フロアコーティング施工前に家具を移動する必要がなくなるため、移動作業にかかる費用やトラックなどで保管する費用がかかりません。
フロアコーティングの種類によっては乾燥に数日かかります。家具を設置する2日前までにフロアコーティング作業を終わらせておくのが望ましい状況です。
|部分施工:コストダウン
一部分だけの施工で問題ない場合は、住宅の床すべてではなく、限定した場所のみの施工も価格を抑えるポイントです。リビングだけをリフォームするときに合わせてフロアコーティングを実施する場合、リビング以外の部屋をかけなくても問題ありません。
同じ部屋内でも、一部分に限定した施工に対応してくれる業者もあります。ただし、作業範囲が狭いことで、面積あたりの価格割合が高くなる可能性があるため注意してください。あくまでトータルコストを少しでも下げる方法と考えましょう。
また、反対に同じ部屋内で限られた一部分のフロアコーティング施工は、業者が対応していない可能性もあるので、事前に確認が必要です。
|フロアコーティングの種類を分ける:割高感がない
1軒の住宅にフロアコーティングを施工する場合でも、すべての場所に同じコーティング剤を選ぶ必要はありません。
例えば、下記のように使い分けられます。
・来客が訪れやすいリビングは光沢重視のコーティング剤
・濡れやすい脱衣所は防水性が高いコーティング剤
・汚れやすい子ども部屋は汚れに強いコーティング剤
種類が異なっていても、同じ業者へ一度に依頼するのが、価格を抑えるポイントです。それぞれ別の業者に依頼してしまうと、各業者の作業部分が狭くなってしまうため、フロアコーティングにかかる費用が割高になってしまいます。
同じ業者に依頼すれば作業範囲が広くなるため、面積あたりの価格割合も高くなりません。
まとめ
フロアコーティングの料金はコーティング剤によって異なり、大まかな相場があります。しかし、依頼する業者の選定や施工する条件により施工価格は変動します。特に、家具の有無や作業面積は価格に大きく影響するポイントです。費用を抑えたい場合は、自分の希望にあった条件や金額に応じてくれる業者を選びましょう。
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