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新築を綺麗に保つにはフロアコーティング|メリットや費用相場について解説
新しく家を立てたときに「せっかく新築なら綺麗な状態を保ちたい」「フロアコーティングよりも費用が安いから」とワックスがけを考える方も少なくありません。
しかしワックスの効果は半年ほどと短く、定期的な塗り直しや剥離(はくり)をしなければ、きれいな状態に保つことはできません。
また忙しいときや夏場のワックス掛けはとても暑く、汗がダラダラと垂れてきてしまいます。せっかくの休日をワックス掛けに費やすのはもったいないですよね。
しかしフロアコーティングであればワックスよりも耐用年数が長く、床が綺麗な状態を長く、そして清潔に保つことができます。
フロアコーティングを施工するベストなタイミングは、家具がなく施工が簡単な新築の入居前です。
今回は、
・新築の入居前に施工するのがおすすめの理由
・メリット
・費用相場
・後悔した人の声
など、あなたがフロアコーティングの施工を考える上で知っておくべきポイントをまとめました。
本記事を参考に、後悔のないフロアコーティングを行い、何年経っても気持ちの良い空間を保ちましょう。
フロアコーティングは新築の入居前がおすすめ
フロアコーティングの施工は、新築の入居前がベストなタイミングです。
新築の入居前にフロアコーティングをやってしまいましょう。
新居に引っ越しをする前にフロアコーティングをする理由は以下の4点です。
・フロアコーティング費用を住宅ローンに組み込める
・入居後だとコストが割高
・コーティング剤を乾燥させる時間が必要
・家具がないから施工が簡単
順番に解説します。
|フロアコーティング費用を住宅ローンに組み込める
フロアコーティングの施工を入居前にする1番の理由は、住宅ローンにフロアコーティング費用を組み込める点があげられます。
フロアコーティングの予算は、最低でも20万円程かかってしまいます。
しかし、住宅ローンを適用すれば、フロアコーティングの施工費を一緒に組み込めるので支払いの負担を減らすことが可能です。
少しでもお得にフロアコーティングができるのが、新築の入居前なんです。
|要注意!入居後はコストが割高
入居後に行うフロアコーティングの施工は、入居前と比べてコストが割高になります。
入居前であれば、フローリングは清潔に保たれているため、そのまま施工が可能です。しかし入居後の場合、施工前にワックスを剥がしたり、床の汚れを除去したりしなければなりません。また、元々配置されている家具の移動なども必要です。
つまりそれだけ作業員の手間がかかり、コストが割高になってしまいます。
|コーティング剤を乾燥させる時間が必要
フロアコーティングに使用するコーティング剤の中には、半日で完了するものがあります。しかし大体のコーティング剤は、乾燥時間を含め2〜3日は必要です。きちんと乾いてない状態で家具を搬入してしまうと、へこみや傷の原因になります。
このような場合、入居者は家にいることが難しいです。したがって一度ホテル等で生活を送る必要があります。宿泊費などの出費に加え、慣れない場所での生活は精神的にも疲れてしまいます。
もし、子どもやペットがいるご家庭だと、入居後のフロアコーティングはかなり大変です。
フロアコーティングをするなら、新築で入居前のタイミングに行っておきましょう。
|家具がないので施工が簡単
入居前にフロアコーティングを施工するのをおすすめする理由は、家具がない分、施工がスムーズにいくからです。
もし家具や家電がある場合、一度別の場所に移動させなくてはなりません。また、その場所に移動させるためのトラックや倉庫を借りる必要があり、費用や手間もかかります。
ちなみにフロアコーティン業者に家具の移動を依頼すると、約3〜5万円の余計な費用がかかります。
【注目】フロアコーティングのメリット
フロアコーティングを施工するメリットは以下の3点です。
・綺麗な床の状態を保てて見栄えが良い
・滑り止めの効果より転倒防止につながる
・傷や汚れに強くなるため掃除がラク
順番に解説していきます。
|綺麗な床の状態を保てる:見栄え
フロアコーティングすることで、綺麗な床の状態を保つことが可能です。
さらに陽が入ることで床が反射し、部屋全体が明るくなります。
家の雰囲気が良くなり、気持ちよく生活を送ることができるでしょう。
床は視界の中でも大きな面積を占めています。
フロアコーティングをしていると、親族やお友達が遊びに来たときに、綺麗な印象を与えることができ、楽しい時間を過ごしやすくなります。
もともとのフローリングの色とコーティング後の色の違いが明らかであることから、新築後にフロアコーティングを考える人も多いようです。
|滑り止めの効果:転倒防止
小さなお子様やペットがいる家庭には、ぜひフロアコーティングをおすすめします。
小さなお子様やペットは床を走り回ることが多いため、怪我をしてしまうことも少なくありません。
フロアコーティングすることで滑り止め効果が発揮し、転倒防止につながります。
お子様の安全のためにも、フロアコーティングを検討してみましょう。
|傷や汚れに強くなる:掃除がラク
フロアコーティングを施工すると掃除がしやすく、時間や手間を省くことができます。
コーティング後の床を掃除する方法は、基本的に水拭きのみで問題ありません。もし汚れがひどければ、水で薄めた中性洗剤を使用し、最後に水拭きをして完了です。
コーティングをしていない通常の床は、水拭きをすることで光沢が消え、反対に傷やひび割れが生じてしまうことがあります。そのため、床の種類によっては水拭きNGのものもあります。
フロアコーティングで後悔した人の声
フロアコーティングをした人は
・接着不良によりコーティングが剥がれてしまった
・家具と府雰囲気が合わなかった
この2点で後悔している方が多いようです。
せっかくお金と時間をかけてする新築のフロアコーティングです。
過去の失敗から学び、後悔しないフロアコーティングを行いましょう。
|コーティング不良による割れ:剥がれ
フロアコーティングは、基本的に耐用年数より短い期間で剥がれることはありません。
しかし、コーティング前のクリーニングが不十分で汚れやワックスが残っていたり、床材とコーティング剤の相性が良くないと接着不良で剥がれてしまいます。
また、作業者の技術や経験不足でコーティング剤が均等に塗れていないのも、剥がれの原因のひとつです。
アフターフォローで対応してくれれば良いですが、保証の範囲外だと追加で費用が発生してしまいます。
コーディング業者を選ぶときは、アフターフォローの範囲を必ず確認し「どこまで保証をしてくれるのか」「どこからが保証の範囲外なのか」を把握しておきましょう。
|家具と雰囲気が合わなかった
コーティングを施工した人の中には、「フロアコーティングしてみたけど、自分の家の雰囲気と合わなかった」という声も聞きます。
せっかくコーティングしたのにイメージしていたよりも光沢が強く、家の家具と合わないと、理想と違う空間となり落ち込んでしまいますよね。
そんな後悔をしないためには、業者からサンプルを取り寄せて「仕上がり」や「品質の高さ」を確認することをおすすめします。
また業者によっては、「サンプル施工」を行っているところもあります。
実際にご自宅へお伺いし、目立たない部屋の隅などの床を施工してくれます。
汚れの落ち具合や光沢差の様子などを確認することができ、仕上がりをより具体的にイメージすることができます。
画像と直接見るのとではイメージが変わるので、サンプルの取り寄せやサンプル施工は行うようにしましょう。
【種類別】フロアコーティングの費用相場
ここでは、フロアコーティングの費用相場について、まとめました。
コーティングの種類 | 耐用年数 | 単価 | 部屋の広さ | 施工料金 |
UVコーティング | 20~30年 | 4,500~5,000円 | 50m2 | 225,000~250,000円 |
ガラスコーティング | 15~25年 | 3,500~5,000円 | 50m2 | 175,000~250,000円 |
シリコンコーティング | 10~15年 | 3,000円 | 50m2 | 150,000円 |
ウレタンコーティング | 3~10年 | 2,000円 | 75m2 | 187,500円 |
最も耐久性があるコーティングは、UVコーティングです。その分、施工料金も高くなってしまいますが、高級感のある仕上がりになります。特に、キッチンや洗面所におすすめです。
反対に、ウレタンコーティングは比較的安価であるものの、耐久性がそこまでありません。ピカピカな仕上がりというよりかは、落ち着きのある艶を出すのが特徴です。
フロアコーティングの種類は豊富なので、自分の家の雰囲気にあったものを選びましょう。
まとめ
今回は、新築の入居前にフロアコーティングをおすすめする理由を含め、フロアコーティングのメリット・デメリットについて紹介しました。
フロアコーティングをすれば、ただ綺麗になるだけでなく、転倒防止や掃除の簡便さにも繋がるので、とてもおすすめです。
新築を長く綺麗に保つためにも、ぜひフロアコーティングを検討してみましょう。
ただフロアコーティングを施工する業者の種類は多く、どこに依頼すれば良いか、迷う人もいるはずです。そんな人は、アフターフォローがあるのかどうかの確認も含め、一度一括で見積りすると自分の理想にあった業者を簡単に見つけることができます。