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【業者に依頼が安心】フロアコーティングの剥がれを自分で補修するのは見栄えが悪くなる原因に
自分でフロアコーティングの補修をするのは大変ですよね。DIYが得意でも、技術が必要なので難しく、準備も大変なのでプロに任せた方が安心です。
フロアコーティングが施されているフローリングの床は艶やかに輝いて、部屋全体も明るく美しい印象があります。毎日のお手入れが簡単な上、床面の美しさを長期間保つことができます。
リフォームが必要な中古物件などは、さまざまな原因でフロアコーティングが剥がれてしまっていることがあります。見栄えも悪く古い印象を与えるだけでなく、放置しているとベースのフローリングまで傷むこととなり、床面の強度にも影響してきます。
お部屋のフロアコーティングの剥がれに悩まれる方に、その原因と補修の方法などを説明します。
【注意】コーティングが剥がれる原因
フロアコーティングは普通に生活しているだけでは、簡単に剥がれません。床面の強度を高め、傷から守るのを目的に施されるコーティングが剥がれてしまうとすれば、下記の原因が考えられます。
・施工時のコーティング不良が原因で剥がれる
・直接フローリングにかかる負荷によるもの
・水がついて傷んでしまう
それぞれの原因について詳しく解説します。
|コーティング不良による剥がれ
フロアコーティング剤や施工には長期の保証期間がついているものが多く、決して安価なものではありません。ですから、施工されてから短期間のうちに剥がれてしまった場合は、業者側に問題があったと考えられます。
・密着不良
コーティング剤を塗布する前のフローリングに、油分や洗剤、汚れなどが付着したままだと密着不良が起こるため、その部分から剥がれやすくなります。
・フローリング材と塗料のミスマッチ
フローリングとコーティングの相性が悪いというのも剥離の原因となります。床の材質とコーティング剤の相性は施工前に必ず確認しておくべきで、これが原因となった場合は施工業者側の失敗です。
・コーティング塗料の塗りすぎ
種類によってはコーティング剤の硬さに差があり、硬めのものは塗りすぎて厚塗りになりやすく、ムラが出る可能性があります。
しかしこれは施工時の技術的な問題で、どのようなタイプのコーティング剤を使用しても、プロの技術があれば薄く均一に塗布することができます。
|熱やペットのおしっこによる劣化
ペットの爪による傷などから床を守る目的で、コーティングを希望されることがありますが、ペットのおしっこやエタノール系のお掃除シートは刺激が強く、コーティングが劣化する原因となります。
また冬場はホットカーペットを直接床に敷いているのも、床面とカーペットの間に熱がこもってしまい、劣化してしまうので対策が必要です。
|水がついた状態での放置
多少の水には強いフロアコーティングですが、こぼれた水をそのまま放置していると傷みが進んでしまい、補修の原因になります。
キッチン回りや洗面所、雨が吹き込むような窓際の床は、水がついたらすぐに拭き取るかマットなどを置くようにしましょう。
フロアコーティングの補修には2パターン
フロアコーティングの剥がれ具合がどの程度なのかによって補修方法が変わります。「専門業者に依頼」「自分で修理」の2パターンをご紹介します。
|専門業者に修復依頼:確実に綺麗な床に
小さい面積であっても剥がれた部分だけを塗装すれば良いわけではありません。フロアコーティングは全面に塗布するよりも、剥がれた部分を補修する方が高い技術を要します。
プロに依頼するメリットは、表面だけではわからない床の状況をしっかり把握して対策を練ってくれることです。部分補修をする場合でも全体を見ながら、美しく仕上げてもらうことができるので安心です。
しかし、きれいに仕上げてくれるだけのことはあって、1㎡あたり3〜4万の費用がかかります。例えば、10畳ぐらいの広さのリビングならおおよそ40万円かかってしまうという計算になります。
また、多くの専門業者は特殊な機械でコーティング剤の剥離や塗布を施すので、どこを補修したのかわからないくらい、違和感のない自然な仕上がりが期待できます。
自分で補修した方が安上がりではありますが、仕上がりや満足度を考えるとプロに任せる方が間違いがないです。
|自分で修理:器用でも限界がある
コーティングの剥がれている部分が小さく、部屋の隅など目立つ箇所ではない場合は、自分で修理することも可能です。フローリングの補修キットはホームセンターなどでも簡単に手に入るので、器用な方ならDIY感覚で補修ができます。
・フローリング補修キット
・スチールウール(傷で盛り上がったり、尖ったりした部分を削ります)
・メラミンスポンジ(剥がれたコーティング部分の凸凹をなめらかにします)
・綿棒(細かい部分に綿棒で補修剤を塗る)
・ドライヤー(補修剤を塗った後乾かします)
・ウェス(油や汚れを拭き取るための雑巾)
・延長コード
・ティッシュペーパー
小さな傷や剥がれなら、これらの道具があればきれいに補修することができます。ただし、自分でできるこういった補修はあくまで一時的な応急処置であり、長期にわたっての耐久性を望むのは難しいでしょう。
また自分ですることで、補修範囲を広げてしまう可能性があります。
部屋の端や目立たない箇所でも、自分でする前に見積もりだけでもプロの人に相談して、そこから自分で補修するかプロにお任せするかを考えてみましょう。
【種類別】コーティングの補修方法
コーティング剤にはUVコーティング、ガラスコーティング、シリコンコーティング、ウレタンコーティングの4種類があります。
4種類のコーティング剤の特徴を簡単に説明します。
耐年数 | 会社での補修方法 | 自分での対処 | |
UVコーティング | 20〜30年 | 剥離は不可能だが部分補修は可能
(部分保証が可能) |
不可 |
ガラスコーティング | 15〜25年 | 小さければ短時間で補修
(部分保証が可能) |
溶剤があれば可能 |
シリコンコーティング | 10〜15年 | 重ね塗り | 不可 |
ウレタンコーティング | 7〜10年 | 剥離は不可能 | 不可 |
・UVコーティング
UVコーティングは少し高額にはなりますが、耐久性があり水にも強く傷つきにくいのが特徴です。
また、乾燥が早いため入居したままのリフォームも可能なので、一時的に引越しをする手間や費用を避けたい人におすすめです。非常に丈夫なので長い目で見るとコストパフォーマンスが高いと言えます。
・ガラスコーティング
硬度が高く艶やかで光沢のある仕上がりのガラスコーティングは傷がつきにくく、耐久性にも優れています。また、有害物質が含まれていないので赤ちゃんやペットに安心です。
ただし熱に弱く、漂白剤をこぼしてしまうと塗膜が溶けるというデメリットがあります。
・シリコンコーティング
その名の通りシリコンは水や薬品に強く滑りにくいので、走り回る子供や足元の不安定な高齢者、ペットのいる家庭に向いています。
手頃な価格で施せますが剥離するのは不可能で、光沢が強いので補修をした場合、補修箇所が目立ちやすくなります。
・ウレタンコーティング
被膜面が厚くて摩擦に強いウレタンコーティングの仕上がりは落ち着いた印象です。低価格でありながら安全性も高く、フローリングの日焼けも防止します。
デメリットは耐久年数が7〜10年ぐらいと短く、剥離も不可能なので劣化した場合は張り替えを余儀なくされます。
これらを種類別に耐年数や補修方法を表にまとめてみました。
結論:業者に依頼が確実なので早めに見積もり
小さな面積の剥がれくらいなら「自分で補修できるかもしれない」と、少し器用な方なら考えてしまいそうですが、意外に難しいというのが現実です。剥がれた部分のフローリングは時間が経つと日焼けしたり、湿度によって変化したりと劣化が進んでいきます。
フロアコーティングの補修には高い技術を要するので、無理をせず業者に依頼するのが賢明です。素人が見よう見まねでDIY的に補修をして失敗すると、そこが視界ストレスになり、生活の満足度が下がってしまいます。
なので、コーティングが剥がれているのを見つけたら、自分で補修をせずにまずは早めにプロに見積もりだけでも相談することをおすすめします。
フロアコーティングの業者選びに迷っている方は一括見積りをご利用ください。
まとめ
コーティングが剥がれたまま補修せずにいると、ますます剥がれた部分が広がるなど、フローリングの劣化へとつながりかねません。ひどくなってから補修依頼をしても、時すでに遅し。フローリングを全面張り替えし、余計な補修費用が必要な状態になっているかもしれません。
フロアコーティングを依頼する場合には、コーティング剤の品質、特徴、耐年数、保証期間など自分の生活に合ったものを選びましょう。また、アフターフォローが充実している業者を選ぶとより安心です。
エブリエでは、フロアコーティング業者へ一括見積もりがインターネットから24時間、いつでも可能です。
フロアコーティング業者をお探しの際は、ぜひご活用ください。
時期によっては混み合うので、早めに見積もり比較だけでもやっておきましょう。