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2022.09.29

防汚・防カビコーティングとは?キッチン・お風呂などの水まわりに

毎日丁寧に掃除をしていても、完全にカビや汚れを防ぐことは難しいものです。特にキッチンやお風呂などの水回りは掃除をしていても気づかぬ内にカビが発生していることも…。
今回は日々の生活に役立つ防カビコーティングやキッチン・お風呂の防汚コーティング、窓ガラスのフィルムなどの住宅コーティングについて、具体的に説明します。
それぞれの効果や耐久性を詳しく触れつつ、こうした住宅コーティングがフロアコーティングとセットで購入すると大幅に割引される理由についても明らかにします。

防汚コーティングとは?

コーティングする女性
防汚コーティングとは、付着した汚れを付着しやすくするもしくは汚れそのものを付着しにくくするコーティングのことを言います。防汚コーティングを施工することで、汚れを除去しやすくしメンテナンスの手間を省けます。防汚コーティングの特徴は次の通りです。

|表面のフッ素は数ヶ月ほどしか保たない

水回りの防汚コーティングの場合、ウエスなどを用いて表面にフッ素を塗る施工ですが、このフッ素は、実はよくて数ヶ月ほどしか保ちません。(なのでメンテナンス用として、フッ素の液剤を施工後に提供する業者もあります。また、この手のフッ素は個人でも容易に入手することができます)

|撥水効果はすぐに失われる

デモンストレーションで、防汚コーティングを施した紙や、実際にコーティング施工した洗面ボウルが水を玉のように弾くところを見て購入を決める方もいることでしょう。
防汚コーティングは以外にも効果が短く、毎日ふつうに使っていたとして、撥水効果は1週間、長くてもひと月ほどで失われます。

|「建材を保護する」2層コーティング下地のシリコン層

丁寧な業者であれば下地にシリコンを塗り、その上にフッ素を重ねる2層のコーティングを施してくれます。浴槽などの水回りは年経るごとにだんだんと汚れがつきやすく、そして落としにくくなる原因は、使用していくうちに表面が傷ついてしまい、ここに汚れが入り込んでしまうためなのですが、下地のシリコン層がこの傷みをある程度抑えてくれるので、こちらにこそ価値があると思ってよいでしょう。

|「激オチくん」などの使用は避けるべき

近年は「簡単に汚れが落とせる」と謳ったスポンジが数多く出回っており、実際に売れ行きも好調のようです。本記事をご覧の方の中には「使ったことがある!」という方もいるのではないでしょうか?
「激オチくん」やこれに類似する商品は研磨剤であって、汚れといっしょに表面も削ってしまう代物です。その一時はたしかにきれいになりますが、磨く度に表面を傷つけてしまって、どんどん汚れやすく落としにくくもしてしまう、負の循環に陥るためにおすすめはできません。
特にコーティング施工後は絶対にNGで、薄いフッ素やシリコンの膜など簡単に剥げ落ちてしまいます。

また、コーティング施工後・未施工に関わらず、あまりに強力な洗剤の類は、建材を傷める可能性が高いため、できれば使用を避けた方がよいでしょう。通常これらのコーティングはその施工後、使用後に水やぬるま湯で洗い流した後に乾き布で拭き上げるように推奨されます。

防カビコーティングとは?

コーティングする女性
防カビコーティングは住居内のキッチン、洗面所などの水回りに施工することでカビの発生を抑制・防止します。水回り以外にもクローゼットや押し入れなどに施工するケースもあります。液剤をタイルの目地などは面相筆を用いて塗り込み、クローゼットなどの収納はスプレー缶で全体に噴霧して施します。防カビコーティングの特徴は次の通りです。

|値引・無料サービスされやすいコーティング

防カビコーティングは基本的に施工がたやすく液剤も安価なので、もっとも値引や無料サービスが提供されやすいコーティングでもあります。

|確かな施工なら実際に効果あり

防カビコーティングは会社も商品も、そして施工の丁寧さも違っては意味をなさないため、原理原則のように言えることではありませんが、ひとつの参考として、あるコーティング職人が自分の家を建てた際、バスルームの壁一枚の半面にこの防カビコーティングを施し、もう片面は何もせずにおいたところ、半年ほどで防カビコーティングを施工していない側だけにカビが生じた…といった、ささやかな実験を行ったことがあります。しっかりした施工を行えば、効果はちゃんとあるものだと言えるでしょう。

|高気密住宅はカビが生えやすい?

「新しいマンションは高気密で湿気が閉じこもりやすく、あるいはコンクリートがまだ乾ききっていないためにカビが生じやすい」といったセールス・トークをたまに見聞きします。正直、これらは珍説の域を出ません。新しいものよりも10年前・20年前のマンションの方が実際に、ずっとカビが繁殖しています。
建材もより化学的なものに置き換えられ、あるいは進歩しており、気密性が向上したからと言って、それだけで昔よりカビが生えやすくなったなどは、まずないと考えてよいでしょう。当然、気候や立地による差は如実に表れます。

その他の住宅コーティング

窓ガラスフィルムを施工する男性
住宅コーティングには先ほど紹介した防汚コーティング、防カビコーティングの他にも次のようなコーティングがあります。各コーティングには次のような特徴があります。

|窓ガラスフィルム

窓ガラスにフィルムを貼る施工で、割れた際に飛び散らなくなる「飛散防止」や断熱、紫外線カット、虫除けなどがおもな効果です。また、窓ガラスフィルムを施工することで室内が見えなくなり、プライバシー保護にも役立ちます。

【地震対策の一環として「飛散防止」がアピールされる】
窓ガラスが元から持っていない「飛散防止」は、窓ガラスフィルムの中でもっとも強くアピールされる効果です。震災などの災害時に破片でケガをしたり、迅速な行動が取れなくなってしまうことを予防できるとして、各社・各商品、この効果を第一に訴求しています。
また、特に強力なものは窓ガラスが割れないようになって侵入を防げるであるとか、はては防弾といったレベルの効果を持つ商品もありますが、通常、国内であれば、これほどハイ・スペックなフィルムは不必要でしょう。

【断熱効果は窓ガラスが元から備えている場合も】
窓ガラスフィルムの特徴として次に注目される効果は「断熱」で、室内の気温を一定・快適に保つことや、エアコンの使用を抑えられることが電気代を浮かせることに繋がる、つまり省エネ効果もあるなどともアピールされています。
しかし、先に注意したいのは、特にマンションでは二層構造であったりなどして、何も施工せずとも、窓ガラスが元から断熱効果を持っていることもある点で、事前にもう一度、仕様をよく確認しておく方がよいでしょう。

【ほかのコーティングのようには値引されない】
窓ガラスのフィルムはモノ自体が高額であることに加えて、フロアコーティング業者に依頼しても、そこから窓ガラスフィルムの専門業者に外注に出されることも多いため、ほかの住宅コーティングのようには値引されません。

|壁・天井のコーティング

壁・天井のコーティングは壁や天井に液剤を塗る施工で、帯電によるホコリの吸着を防ぎ、油やヤニが定着することを抑止するコーティングです。
しかし、壁紙が進歩してより性能が高くさまざまな効果を持つ商品が豊富に出回ったためか、ここ数年はさほど売れたという話を聞かなくなった商品でもあります。

|白木のコーティング

白木のコーティングは、白木の防汚・防カビ・防虫を目的としたコーティングで、ほとんどのものは内部に浸透するタイプの液剤を用いており、そのために外見や手触りはほぼ変わりません。
真新しい白木の風合いを好むのであれば、施工しておくとよいでしょう。

|石材のコーティング

石材のコーティングは玄関部などに用いられる石材を保護するものですが、原則的に屋内にかぎられます。表面を覆い尽くしてしまう塗膜をつくるものよりも、石材の微細な孔に入り込んで塞ぐことによって、水分や汚れの侵入を防ぐタイプの商品が多く、実際にこの方が建材の持つテイストを損ねないため人気も高いようです。なお石材はそれぞれに性質が異なり、また薬品類などに弱いものも多くあるので、施工を依頼する場合は業者に材質を正確に伝えて確認を取りましょう。

防汚・防カビコーティング業者の選び方

スマホを見る女性
防汚・防カビコーティングは決して目で見て確認できるものではありません。施工中は家主が立ち入りできないため悪質な業者には絶好な条件下とも言えるでしょう。
極論、何ひとつ施していなくてもバレる心配はなく、フロアコーティングと異なり保証もつかないことがほとんどですから、その後、当然にして効果が発揮されなくとも、何ら補償をせずとも済みます。
こうした業者にとってみれば、これらのコーティングが無料にできるのは当たり前、また、それによってフロアコーティング施工が他社よりも安く見せて、仕事が獲れるならば儲けものでしょう。家主の立場からしたならば、たしかに信頼できる業者でなければ依頼すべきでない施工です。
こちらでは悪質業者に依頼することがないように、失敗しないためにも防汚・防カビコーティングの業者の選び方についてまとめています。

|フロアコーティング施工と同じ業者に依頼する

信頼できるフロアコーティング業者を選ぶことができている…という前提での話ですが、同じ職人がフロアコーティングといっしょに施工するので、フロアコーティング施工に真摯で技術もたしかな者であれば、防カビやキッチンのコーティングもていねいに仕上げてくれます。

|料金の安さで選ばない

防汚・防カビコーティングをする上で料金の安さで業者選びを行うと失敗を招く可能性があります。低価格に振り回されることがないように、内容が確かな施工業者を選びましょう。

|コーティングを専門に扱う業者を選ぶ

コーティングの施工業者の中には清掃業者がバイト感覚で施工を行っているケースも少なくありません。防汚・防カビコーティングは繊細な作業でもあるため、確かな実績と経験、ノウハウを持った専門の業者に依頼するのが安心です。

防汚・防カビコーティングの価格・費用相場

料金相場
防汚・防カビコーティングの費用相場は次の通りです。

【防カビコーティングの費用相場】
・浴室/30,000円~60,000円
・洗面所・トイレ/20,000円~30,000円
・キッチン/45,000円~70,000円
※施工する広さによりますが㎡単価2,000円前後です。

【防汚コーティングの費用相場】
・浴室/55,000円~
・トイレ/34,000円~
・洗面所/23,000円~

防汚・防カビコーティングを依頼する際は上記の費用相場を目安に検討しましょう。

まとめ

今回は各種住宅コーティングの効果や耐久性を詳しく触れつつ、こうした住宅コーティングがフロアコーティングとセットで購入すると大幅に割引される理由について紹介しました。
防汚・防カビコーティングは嫌な汚れや危険なカビも抑制・防止できるコーティングで、掃除の手間が省けます。
とても便利なコーティングであるもののコーティング業者の中には悪質なものが潜んでいるケースも少なくありません。防汚・防カビコーティングを含めた各種コーティングを依頼する場合は業者選びで失敗することがないように見極めて依頼しましょう。

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