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2022.10.07

フロアコーティングの種類を比較!特徴や価格相場など

フロアコーティングの施工を行うご家庭も増えていますが、フロアコーティングと一言に言ってもたくさんの種類があって困ってしまうもの。
フロアコーティングの種類によって機能性や効果も異なるので「結局どれがいいのかわからない」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はフロアコーティングの種類別の特徴を比較し、種類を選ぶ際の注意点を解説してます。
「どの種類が合っているのか」フロアコーティングの種類にお悩みの方は是非参考にしてみてください。

フロアコーティングを種類で選ぶのはNG?

作業員
結論から言ってしまえば、フロアコーティングを施工する上で「まず、種類で選ぶ」ことは、賢い順序ではありません。種類だけでフロアコーティングを決めてしまうと「なんのためにフロアコーティングをするのか」という目的を失ってしまいます。

フロアコーティングによって光沢の強弱、アルコールへの耐久性、仕上がり・性能も多種多様。金額が高ければ良いというわけでもありません。まずは自分自身のフローリングの好みや使用する環境に合わせて施工するフロアコーティングの種類を決定していくことが重要です。

しかし「どのフロアコーティングが適しているのか」なんて、自分自身では分かりにくいもの。その場合はフロアコーティングの専門業者に相談するのが一番手っ取り早いのですが、事前に各種類の情報をチェックしておくことも大切です。

そこで次の項目ではフロアコーティングを種類別で特徴を紹介しています。

フロアコーティングの種類を比較

フローリング
こちらではフロアコーティングの種類を解説しています。それぞれの種類の特徴を知って比較してみましょう。

|UVコーティング

UVコーティングはフロアコーティングの中でも最も主流なコーティングです。「塩素系の薬品に対して、たしかな耐性を持っている」など耐久性や性能にも優れています。

【UVコーティングの特徴とは?】
UVコーティングの技術はジェルネイルや歯科治療などにも使用されています。コーティング剤を自然乾燥で効果させるのではなく、紫外線の特殊機械で硬化させる仕組みとなっています。UVを照射することで即座に硬化するため、数日置く必要もありません。

【UVコーティングのメリット】
UVコーティングのメリットは、

・摩擦に優れている
・乾燥に時間がかからない
・水に強い
・圧倒的なツヤ感

などが挙げられます。

UVコーティングはコーティング時に塗膜を形成するため、耐摩耗性に優れています。よって家具を移動する際に床を擦ることがあっても、コーティングの剥げが起きにくいです。加えて水や湿気にも強く、万が一水拭きをする場合も安心。
また、フロアコーティングは種類によって数年でくすんでしまうものもありますが、UVコーティングは一度施工することで半永久的にツヤのある美しいフローリングを維持できます。

【UVコーティングの価格相場】
UVコーティングの価格相場は1㎡/4,500円~5,000円。

【UVコーティングの耐久年数】
UVコーティングの耐久年数はコーティング剤によって異なりますが、20~30年が目安です。

UVコーティングのメリット・デメリットは下記の記事を参考にしてみてください。
>>UVコーティングのメリット・デメリットは?価格相場も

|ガラスコーティング

ここ数年の間で、UVコーティングのカウンターとして台頭しつつあるのがフロアコーティングです。

【ガラスコーティングの特徴とは?】
塗膜が薄く形成されるためにフローリングが本来持つ質感を損ねず、それでいて高い硬度を筆頭に相応の耐久性を持つことが特徴で、塗料が押しなべて安価で下地処理も軽く済み、UVコーティングの紫外線照射機のような高額な機材も要らないため、後発の会社の多くがこれを主力に据えている傾向が見て取れます。ただ、施工そのものは存外に難しいようで、実際に職人に聞いてみても、「慣れてないと、しっかり仕上がらない」と、多数がそう答えており、見た目に薄いからといって、簡単な代物ではないようです。
また、名前だけ見るとあたかもガラスの膜ができあがるかのように勘違いしがちですが、これは成分にケイ素が含まれることから名づけられたものであり、より正しくは「ガラス系コーティング」とでも表すべきでしょう。

【ガラスコーティングのメリット】
ガラスコーティングのメリットは、

・傷がつきにくい
・見た目が変わりにくい
・リーズナブルな価格設定

などが挙げられます。

ガラスコーティングは硬度が高く、傷が付きにくい傾向にあります。UVコーティングと比較すると光沢が低いため、少々の傷がついても見えにくいのも特徴的です。加えて薄いガラスの膜を張るコーティング方法なのでコーティング前後では見た目や質感もさほど変わりません。「フローリング本来の魅力を重視したい方」「光沢のある仕上がりを好まない方」にはガラスコーティングがおすすめです。
また、ガラスコーティングは薄膜で仕上げるコーティングで下地剤の塗布を行いません。そのため他のコーティングと比較して価格もリーズナブルです。

【ガラスコーティングの価格相場】
ガラスコーティングの価格相場は1㎡/3,500円~4,500円

【ガラスコーティングの耐久年数】
ガラスコーティングの耐久年数は20年前後

ガラスコーティングのメリット・デメリットは下記の記事を参考にしてみてください。
>>ガラスフロアコーティングのメリット・デメリットは?価格相場も

|シリコンコーティング

シリコンコーティングはかつて最も人気があったフロアコーティングです。

【シリコンコーティングの特徴とは?】
シリコンコーティングは施工が比較的平易で乾燥・硬化もよく、厚みと光沢、そしてしっかりと違いを実感できるすべりにくさを持った表面の仕上がりも併せ持っており、そのとおりに売れ行きがよく利益のサヤも大きいとして、特にマンションのオプション販売会においては多く採用されていました。
しかし、「厚く光沢が高いせいもあり、きれいに補修することが難しい」といった弱点も抱えていて、そのとおりに多くのマンションで事後の問題を引き起こしてしまい、今では主流の座から追いやられた印象があります。
ただしこれは、シリコンコーティングのせいというよりも、その販売数と施工体制のバランスに問題があったためでしょう。よく売れるからと、とても施工しきれない数の注文を元請けが取ってしまい、それに付き合ってフロアコーティング業者が無理に納めることをくり返したことで、あってはならない不具合が多く生じてしまった…という方が、より正しい分析です。

【シリコンコーティングのメリット】
シリコンコーティングのメリットは、

・光沢感がある
・グリップ性に優れている
・コスパに優れている

などが挙げられます。

シリコンコーティングの最大の特徴は光沢がありフローリングを明るく見せられることです。被膜が厚く、鏡のような美しい仕上がりとなるため室内全体を綺麗に映し出します。
加えてUVフロアコーティングに引けを取らないグリップ力でお子さんや高齢者がいるご家庭では怪我のリスクを低減できます。
また、シリコンコーティングはフロアコーティングの中でも比較的リーズナブルな価格設定です。
これはシリコン塗料の種類が多く、安価に入手できるのが理由とされています。機能性や価格を考えるとコスパにも優れていることが分かります。

【シリコンコーティングの価格相場】
ガラスコーティングの価格相場は1㎡/3,000円

【シリコンコーティングの耐久年数】
シリコンコーティングの耐久年数は10年~20年

シリコンコーティングのメリット・デメリットは下記の記事を参考にしてみてください。
>>シリコンコーティングのメリット・デメリット!価格相場や業者の選び方も

|その他のフロアコーティング

UVコーティング、ガラスコーティング、シリコンコーティングの他にも、水性ウレタンコーティングなどがあります。
より耐久性が高いのは「2液型」などと呼ばれる、保存状態では分けられているふたつの液を現場で混交させることで反応を起こし硬化がはじまるもので、いわゆる有機溶剤をほとんど用いない「水性」であるために、油性塗料が忌避される現場・建築物で採用されることが多いです。
このコーティングを実際に扱ったことのある職人に聞くと、耐久性も悪くなく、磨きに相性がいいため、それなりに手を入れるつもりがあるならば、よいものであるそうです。

また、これを主力に掲げている施工会社もたしかにあり、しかもそのうちひとつはかなり古くから存在するのですが、混交させて硬化させる方法が気温の影響を受けやすく安定しにくいといった理由からか、新たにこれを扱おうという業者は見受けられず、需要についても、それほど多くの方が検討されるものではなくなった印象があります。

その他にも、油性ウレタンコーティング、アクリルコーティングといったものなどがありますが、今日、特にインターネット市場においては主流に数えられるものではなくなっていると思われますので、これらについては、割愛させていただきます。

【その他フロアコーティングの価格相場】
・水性ウレタンコーティング/1㎡/2,000円~
・油性ウレタンコーティング/1㎡/4,500~
・アクリルコーティング/1㎡/1,000円~

【その他フロアコーティングの耐久年数】
・水性ウレタンコーティング/3年~5年
・油性ウレタンコーティング/10年
・アクリルコーティング/3年~6年

⇒フロアコーティングの一括見積もりはこちら

フロアコーティングの種類を選ぶ際の注意点

営業の女性
代表的なフロアコーティングは「UVコーティング」「ガラスコーティング」「シリコンコーティング」。その他にも水性ウレタンコーティングなどが挙げられます。
しかし、上記で紹介した以外のフロアコーティングをインターネット上で見つかることがあると思います。
例えば「企業が独自で生み出したフロアコーティング」などが挙げられるでしょう。これらが画期的なものなのかというと、決してそうではありません。
現在用いられているフロアコーティングはほとんど例外なく、今まで挙げてきたいずれかには分類可能ですから、そうしたものが「新技術」と謳うほどに、疑わしい代物なのだと判断すべきです。

もちろん、ビジネス的な狙いや、会社の名や願いを込めた固有のネーミングについては、この悪例にはあたりません。

問題なのは「明らかに錯誤を狙っている」「何となくスゴそうと思わせ、実体のないものを売ろうとしている」商品名や、その性能に関する文言です。
業界が小さく自浄作用が弱いのか、フロアコーティングにおいては残念ながら、この手合いが決して少なくありません。

これらの悪質な手口についてはまた別項でくわしく紹介しますが、こういったものに踊らされないようご注意ください。

まとめ

今回はフロアコーティングの種類別の特徴を比較し、種類を選ぶ際の注意点を解説しました。
フロアコーティングは種類が豊富なので知名度や人気度から種類をお選びになる方も少なくありません。しかし、フロアコーティングを施工する際は「どの場所に施工するのか」「どのような機能を果たしてほしいのか」などを検討した上で、種類を選ぶのが最適です。
例えばペットや小さなお子さん、高齢者がいるご家庭ではグリップ性に優れた「UVコーティング」がおすすめです。
フロアコーティングは種類選びも大事ですが、依頼する業者ももちろん大切なポイントです。業者選びに失敗してしまうと、適当な施工をされてしまったり、フロアコーティング本来の効果を得られない可能性もあります。フロアコーティングを行う際はフロアコーティングの種類・業者選びのポイントをきちんと把握しましょう。

⇒フロアコーティングの一括見積もりはこちら

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