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2022.02.23

フロアコーティングFAQ

フロアコーティングに関する、よくあるご質問にお答えします。

Q.フロアコーティングは必要なの?
A.なくても生活に支障はありませんが、フローリングを長く美しく保つためには最善の選択です。
表面の化粧版が傷だらけになろうとも、あるいは少々端が剥がれようとも、フローリングの「床としての機能」は本質的に損なわれるものではありませんし、フロアコーティングがなければ目に見えて生活に不便が生じるのかと言えば、答えは明らかにNOです。ただし、フローリング(の表面)をより長期間美しいままに保全したいと考えるならば、フロアコーティングはワックスがけをはじめとするいくつかの方法のうちで、現在のところはもっとも費用対効果にすぐれる選択肢であると言えるでしょう。それがはたして金額に見合う価値かどうかは、個人の判断に尽きます。

Q.どの種類のフロアコーティングがよいの?
A.現在のところは、UVコーティングがもっともすぐれていますが、同時に高いです。
現在のフロアコーティングはUVコーティング、ガラスコーティング、シリコンコーティング、水性または油性のウレタンコーティングのいずれかで、どの業者のどの商品も、このどれかに必ず当てはまります。各種それぞれに異なる特徴を持ちますが、塗膜の総合的な強さと、いつでも元どおりに直せる点から、UVコーティングがトータルですぐれるものの、同時にもっとも高額です。また、フロアコーティングの選択には保護性能や金額のみでなく、光沢=ツヤ加減の嗜好の問題もあり、万人にこれがベストと一概に言い切れるものでもありません。

Q.フローリングが傷つかなくなるの?
A.フロアコーティング塗膜が、フローリング表面の代わりに傷を引き受けます。
フロアコーティングは代わりにダメージを引き受ける、いわば盾であって、「フローリングの代わりに傷ついてくれる」と考えることが適切で、その分、塗膜にはふつうに傷がつきます。この点については、スマートフォンの保護ケースにあたるものだと考えるとわかりやすいと思います。塗膜の傷も気になるといった場合は、元どおり直せるUVコーティングか、もしくは傷の目立ちにくい、光沢の低いものを選ぶとよいでしょう。
また、特に重量のあるものを落下させたりなどした場合、いかなるフロアコーティングもこれを跳ね返すことはできません。フローリングもろともに凹みます。

Q.もうお掃除しなくてよくなるの?
A.ワックスがけは不要になりますが、毎日のお掃除は必要です。
当たり前の話ですが、フロアコーティングに集塵機能はついてきません。お掃除の手間そのものはなくなりませんが、無施工時と比べて汚れが格段に落としやすくなるため、労力は相応に削減されます。ワックスがけについては、手間・費用ともに一切不要になります。

Q.フロアコーティングにデメリットはないの?
A.施工時だけでなく、将来にもリスクが存在します。
デメリットと表現するのが適切かどうかわかりませんが、「高額で、大きな失敗のリスクもある」ことをまず、はっきり認識しておかなければなりません。ヘタな施工をされたら原則リカバリーができず、最大のリスクは「フロアコーティング施工のやり直しではなく、フローリングの張替え」です。また、施工直後には何の問題がなくても、数年後に不具合・トラブルが生じるといったことも多いのが、業者はあまり話したがりませんが、フロアコーティングの現実です。よって業者の選択は、「何年か先でも、ちゃんと直してくれるかどうか」を、何より重視しなければなりません。

Q.施工にはどのくらいの時間がかかるの?
A.通常は1日で完了、朝~夕方の10時間ほどが標準的です。
ただし非常に面積が広い、あるいは家具が多い物件や、または著しく悪天候で気温や湿度が思わしくない際など、2日以上の日数を要することもあります。

Q.施工してる間は、どうしてたらいいの?
A.家の中には居られません。また、完了後に立ち会いが求められます。
施工中の現場は、家の中にも居られませんし、立ち入りも原則できません。これは人が動くことによってホコリが舞い上がり、それが硬化前の塗膜に落ちて混入してしまうことを最小限にとどめるためで、つまりは「より美しいフローリングの仕上がりを手にするため」、施主のメリットのためです。なので、施工中は外出していることが求められます。一般に完了後職人から連絡が入るので、そのタイミングで戻り、職人といっしょに仕上がりを確認する「立ち会い」を行った後に引き渡しとなります。

Q.床暖房のフローリングでもフロアコーティングできる?
A.問題なく施工できます。
現行のフロアコーティングは、そのほぼすべてに床暖房による熱に耐える性能があります。また、よほどに予想外の、まずい施工をしないかぎりは、床暖房の構造に問題を及ぼすことも考えられません。元より床暖房の熱は長時間加わるものの、決して大した温度ではなく「床暖房だから、○○コーティングじゃなくちゃダメ」といったことはありません。これに類することを業者から聞いたとしたら、それはかなり乱暴なセールス・トークです。

Q.シートフローリングにも施工できる?
A.問題なく施工できます。
化粧板の代わりに木目を印刷したオレフィンシートなどが貼られたものを、シートフローリングと分類しています。適切な施工を行う前提ですが、これらも従来の複合フローリングとなんら変わりなく、フロアコーティングを施すことができます。ただ、業者が時折用いる「シートフローリングは紙だから弱い」といったセールス・トークや認識は誤りであって、むしろ天然木突板の従来のタイプよりも、総じて耐久性が高い傾向にあります。

Q.ワックスフリー・ノンワックスにも施工できる?
A.問題なく施工できます。
よくこれらを「ワックスしてはいけないフローリング」と錯誤し、そこから「では、フロアコーティングもダメだろう」と飛躍した認識を持ってしまう方がおられますが、これらは正しくは「ワックスをかけずとも、ある程度の期間美しさが保たれる」といった、要するに比較的高性能なフローリングであることを表す名称であって、ワックスをかけてはいけないどころか、フローリングメーカー自身から専用のワックスが発売されてもいます。そして、当然にフロアコーティング施工も可能です。

Q.引っ越した後には施工できないの?
A.引越し前が最善ですが、不可能ではありません。
引越し前後の差=家具搬入の前か後かであって、家具搬入後の施工はベッドや冷蔵庫などの重量のあるものは動かさず、そのまま据え置いて施工するために「その下だけ、コーティング施工されていない」状態になります。セールスの際に業者は「どうせ動かさないものだから問題ない」と言うようですが、決してうれしいものではないでしょう。できるだけ家具を入れる前の状態で、フローリング前面に施工したいものです。

Q.新築じゃないと施工できないの?
A.中古住宅も問題なく施工できます。
家具搬入前ならなおさらです。ただし、あまりに損傷が激しいフローリングについては、フロアコーティング施工ができなくはないものの、元来「今の美しさを長く保つ」ために施す塗装であるため、甲斐がないかも知れません。

Q.硬い・厚いフロアコーティングは割れやすいの?
A.割れは硬さや厚さよりも、施工の不良で生じます。
割れ・ひび割れは密着不良と言われる、フローリングに塗膜がしっかりくっついていないことが原因で起こります。硬いから、あるいは厚い塗膜だから割れるといったストレートな因果関係はないと言ってよく、逆に薄いから、やわらかいから割れにくいといったことも、正しくありません。

Q.硬いフロアコーティングが、足腰に負担をかけるって本当?
A.明らかなウソ・誤りです。
そもそもフローリングはそうグニャグニャと沈み込みはしませんし、また、フロアコーティングの塗膜は厚いものでも30ミクロンほどしかなく、この薄さではどれほど硬いものでも人の体重を跳ね返すことはまず無理で、よって踏んだ際の反作用を増すこともありません。わかりやすい例として、クッションフロアにフロアコーティングを施工した場合、もっとも硬いとされるガラスコーティングの塗膜であっても、踏みしめた際の床の沈み込みに合わせて屈曲します。

Q.実際、何十年も効果が保つの?
A.「その業者が、保証期間の年数存在しそうかどうか?」で判断してください。
「任意のフロアコーティングが何十年も保つものである」と、客観的にたしからしいと言えるだけの統計は、残念ながらありません。なので、設定された保証期間中、その施工業者が存在していそうかどうかで検討すべきです。なお2005年の国税庁の調べでは、全法人数255万社のうちで10年残る会社は6.3%、20年残る会社はわずか0.3%しかないとのことです。

Q.子供やペットに健康被害の心配はないの?
A.ありません。より衛生的で安全になります。
よく溶剤の危険性が心配されますが、フロアコーティングに用いられるものは特に安全性の高いとされるものが中心です。また揮発性が高いため、健康被害のおそれがあるとしたら施工者であって、完成し換気した後、つまり入居する時点においては、まず影響はありません。そもそもにして、現代の住宅は溶剤・接着剤の塊です。(ただし、シックハウス症候群などの問題・リスクも現実としてあり、必ずしも現行の建材がすべての人間に対して100%無害であるといった意ではありません)
また、完全硬化後には容易に溶解することはなくなるため、子供やペットが床を直接に舐めたとしても、化学物質を体内に取り込んでしまうおそれはありません。そういった意味では、天然素材のワックスよりも健康に影響を及ぼす危険がないとも言えます。さらに除菌剤などの使用ができるようにもなるため、室内の衛生性は一段と向上します。

Q.フロアコーティングって自分でできないの?
A.絶対に推奨できません。
フロアコーティングの塗料は、一度塗ったら剥がすことはほぼできません。ワックスの延長で考えるべきでなく、無色透明ですが、ペンキなどと同様に塗装です。「透明で粘度の高い塗料を、広い面積にムラなく均一に塗る」ことは非常に難しく、フロアコーティングの施工料金には当然にこの技術料も含まれていると考えるべきですし、またその前段階のフローリングを洗浄する作業にも、表面を傷めてしまうリスクがあります。失敗した挙句に住宅のフローリングを総張替えするとなると、およそ100万円程度の費用がかかります。チャレンジの際にはこれを覚悟の上で、自己責任で行ってください。

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