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2022.09.23

フロアコーティングの艶なし・ありを比較!マット仕上げと光沢仕上げ

フロアコーティング選びのポイントのひとつに「艶なしと艶あり」があります。どころか、まず第一に「艶なしがいい!」と決め、そこから選んでいくお施主さんも多数おられます。基本的に新築マイホームに施すものですから、単純な価格の安さや性能、保証年数などだけでなく、やはり「見た目も大事」だということでしょう。

さて、この光沢の問題、単に嗜好だけで自由に選べるものかというと、実はそうでもありません。また、数値で明確にあらわし、比較することが難しい(機器で計測はできますが…)ものでもあります。

思ったよりもピカピカになってしまった(あるいはその逆もあるかと思います)、といった失敗・後悔のないよう、今回はこの「フロアコーティングの光沢」について、詳しく説明していきたいと思います。

それぞれの良い部分と悪い部分を知って、フロアコーティング選びの参考にしてみてください。

フロアコーティングは「艶なし・マット」が人気

フローリングのイメージ
現在支持が多いのは、圧倒的に「艶なし・マット仕上げ」の側です。

ちなみに、10年ほど前は逆に「艶あり・光沢仕上げ」が多数派でした。鏡面仕上げのように派手にピカピカするほどに好まれ、そのために2回重ね塗りを特注するお施主さんもそうめずらしくはありませんでした。
当時はちょうど、シリコンコーティングが大流行した時期とも重なるのですが、その理由は施工面の問題にかぎらず、「光沢が流行っていたから」という側面も少なからずあったでしょう。

フロアコーティングの種類と艶

フローリング
フロアコーティングの艶あり・艶なしは、基本的に種類によって変わります。艶ありはシリコンとUVコーティング、ガラスコーティングとウレタンコーティングは艶なしです。後に述べるそれぞれのメリットとデメリットも、この種類の差によって生じるところが少なからずあります。

ちなみに最近はUVコーティングの艶なしもあらわれていますが、まだきわめて一部の業者だけしかできないようです。

【フロアコーティングの種類と特徴】

・UVコーティング:摩擦、水分、薬品などの生活ダメージに耐性があり、防滑性も発揮します。フローリング表面が美しく仕上がります。

・ガラスコーティング:傷が目立ちにくく硬度が高い。奥ゆかしい光沢感がある。

・シリコンコーティング:リーズナブルに塗ることができ、自然な見た目が特徴的。

・ウレタンコーティング:摩擦に強く、艶がないため落ち着きのある雰囲気に仕上がる。

「艶あり・光沢仕上げ」フロアコーティングのメリット・デメリット


艶あり・光沢仕上げは、外から入ってくる太陽光や照明の光がフローリングに反射することで部屋全体が明るくなるという特徴があります。こちらでは、艶あり・光沢仕上げの場合のメリット・デメリットを見てみましょう。

|メリット

艶あり・光沢仕上げは、基本的に高性能です。

光沢の高さは塗膜の厚みとニアリーイコールの関係にあるためで、これはフロアコーティングにかぎったことではありません。たとえば外壁の塗装でも、半艶仕上げの方が性能・耐久性は比較して落ちます。

特に防滑性については、これをもとめるのならばもう艶ありを選択するしかないと言っていいほど、艶なしに対して圧倒的に勝ります。極端な話、「見た目・質感でマット仕上げにするか」「性能・耐久性を重んじて光沢仕上げを採るか」の選択だと言っていいくらいでしょう。(見た目的にも光沢仕上げが良い、という場合は、そもそも選択すら生じないことですが)

|デメリット

防滑性に優れ高級感があり華やかな雰囲気に仕上がる艶あり・光沢仕上げにはメリットだけではなくデメリットもあります。

そのひとつは傷や汚れが目立ちやすいことです。フローリングで椅子を引きずった場合などが良い例でしょう。

当たり前のことでもあるのですが、同じように傷ついても、視覚的には光沢が高いほどにそれがはっきり目についてしまいます。

「艶なし・マット仕上げ」のメリット・デメリット


艶なし・マット仕上げはマットな質感で落ち着きのある雰囲気に仕上がります。

次に艶なし・マット仕上げのメリット・デメリットをチェックしてみましょう。

|メリット

艶なしフロアコーティングが選ばれる理由の第一は、言うまでもなくそのマットな仕上りでしょう。昨今は家具にしてもほとんどがマット仕上げで、鏡のようにピカピカなものはほとんど見受けません。

艶なしのフロアコーティング…というよりも、これはほとんどガラスコーティングの特長そのものなのですが、メリットとして硬度の高さ、つまり傷に対する強さも挙げられます。補修材が一般に、これほどかというほど種類も豊富に流通しているとおりに、フローリングの傷つきは、多くの人が想像以上に気にしているようですし、それに対して強い、というのは、まちがいなく魅力のひとつであると言ってよいでしょう。(ただし、ここでは話題がそれるために詳しくは延べませんが、フローリングの傷は程度の差はあれ基本的に非常に厄介で、こうした安価な補修材で素人がたやすくきれいに直せるものではありません)

|デメリット

フローリングの傷に対する強さが特徴的な艶なし・マット仕上げにもデメリットがあります。

艶なし・マット仕上げのデメリットの第一は、防滑性の低さです。グリップ性能はどうしても塗膜の厚みに比例するところが大きく、宿命的に薄膜の艶なしフロアコーティングの場合、この性能を求めることは困難です。よって、室内犬の床すべりを緩和したい、といった動機でフロアコーティング施工を考えるのであれば、好みに合わないとしても艶ありになってしまうことをあきらめた方が良いでしょう。

まとめ

今回はフロアコーティングの施工を検討している方向けに「フロアコーティングの光沢」について解説しました。フロアコーティングの艶あり・艶なしには異なるメリット・デメリットがあります。

艶の有無は見た目の違いだけではなく、機能性も関係してきます。どちらのフロアコーティングにするかお悩みの方は実際にサンプルを見てみたりショールームなどに参加して目で確認するのがおすすめです。長期間生活する床へのコーティングとなるので、予算、環境、好みに合ったものを選びましょう。

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