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2022.09.21

フロアコーティングのDIY!おすすめの種類や失敗しないためのポイントを解説

フロアコーティングと聞くと「専門業者に依頼したほうがいいのでは?」というイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

自宅の床にワックスをかけるだけでも大変な作業で、時間や労力を取られてしまいますが、フロアコーティングとなるとさらに高度な技術を要するため、素人には難しいと感じられてしまうかもしれません。

そのため専門業者に依頼して施工するのが一般的ではありますが、やはり膨大な費用がかかってしまうため、「自分でDIYをしたい」という方も一定数おられます。

こちらではフロアコーティングのDIYを行う際の具体的な方法や費用相場についてお伝えしていきます。

フロアコーティングのDIYは難しい?

フロアコーティング

そもそもフロアコーティングとはどのような施工なのでしょうか?

簡単に説明すると「半永久的に効果が持続するフローリングワックス」のことを指します。

一般的なワックスは3ヶ月ほどではがれてしまうため、定期的に塗り直しを行う必要があります。

その点フロアコーティングは10~20年程度の耐久性があるため、通常のワックスよりも効果が長持ちするという特性があります。

高性能なフロアコーティングを自分で行うとなると「難しいのでは?」と不安を感じられるかもしれません。

一見難しそうに見える作業ですが、必要な道具を揃え、具体的な手順を把握することにより、初心者でも作業を行うことは可能です。

ただし、専門業者のようなクオリティを求める方はDIYでのフロアコーティングはやめたほうが良いでしょう。プロに依頼した方が満足いく結果を得ることができます。

元々日曜大工やDIYを行うのが得意、好きという方にとっては「難しい」「面倒」などネガティブな感情が生まれないと思いますが、あまり工作が得意ではない方は、やはりプロに依頼した方が安心と言えるでしょう。

DIYフロアコーティングの費用相場

計算機

いざフロアコーティングをDIYするとなると「どれくらいの費用がかかるのか」という点に疑問を感じるかと思います。

プロに依頼する際と、DIYを行う際の費用相場を比較してみましょう。

フロアコーティングの中でも最も高性能で高額なUVコーティングを例に挙げると、専門業者に依頼した場合、一般的なマンション(50㎡)で20万ほどの費用がかかります。

いくら10年〜20年効果が持続するといっても、この金額は決して安くはありません。

もし自分でUVコーティングをDIYしたならば、5万円ほどで必要な道具、材料が揃いますので15万円ほど費用が安くなります。

もちろん使用するコーティング剤や塗布する際のモップなど、高品質、高性能のものを選んだ場合はもう少し高い費用がかかりますので、予算と相談して適切な商品を選ぶところから始めましょう。

ここからはDIYをおこなう際に必要な道具、材料の費用相場について細かくご紹介していきます。

・フロアコーティング剤・・・30000円

・業務用モップ・・・5000円

・アプリケーション(モップの刷毛の部分)・・・1000円

・マスキングテープ・・・5000円

・ウェス(油や汚れを拭き取るための雑巾)・・・500円

・​​ワックス剥離剤・・・3000円

・ブルーシート・・・1000円

これらは最低フロアコーティングをおこなうのにあると便利な道具、材料となっています。

合計で約45500円になりますが、上質なものや使い勝手の良いもの、日本製のものなどを購入するともう少し高い金額がかかるでしょう。

DIYでフロアコーティングをする際におすすめの塗料

塗料

DIYでフロアコーティングを行う際には「どの塗料を使えば良いのか」という点で悩まれるのではないでしょうか。

フロアワックス剤に比べてフロアコーティング剤は市販では取り扱いが少ないものの、ホームセンターやインターネットを見るとさまざまな種類が並んでいます。

せっかくフロアコーティングをおこなうなら、「できるだけ長持ちさせたい」「綺麗に仕上げたい」と思うのは当然のことですね。

こちらではDIYでフロアコーティングをおこなう際におすすめの塗料について詳しくご紹介していきます。

|ガラスコーティングがおすすめ

先ほどご紹介したように、フロアコーティングには4種類あります。

その中でも最もガラスコーティングがおすすめなのですが、その理由は4種類のコーティング剤の中でそれほど高額ではなく、自分で塗布を行う際にムラになりづらく、取り扱いやすいからです。

たとえばUVコーティングだと表面をしっかりと固めるために紫外線照射機が必要となりますので、さらに費用がかかってしまいます。

シリコンコーティングやウレタンコーティングに関しても、プロの業者に依頼した方が安い金額で収まることから、自分でおこなうのであれば最も適しているのはガラスコーティングと言えます。

またフロアコーティングの専門業者でも、一番依頼が多いのはガラスコーティングのため、市場でも豊富に商品が取り揃っているという点からも、ガラスコーティングがおすすめと言えるのです。

ガラスコーティングを行う際には失敗のないように、用意するべきものを把握して最初にしっかりと準備しておくことが肝心です。

途中で必要なものが揃っていないと、途中でフロアコーティング剤が乾いてしまい、ムラや変色の原因となってしまいます。

|その他準備するもの

ガラスコーティングを行う際にはさまざまな道具、材料を揃えなければならずに面倒と感じられるかもしれません。

しかし、しっかりと準備をしておくことによって作業がやりやすく、失敗なしでフロアコーティングを完成させることができるのです。

実はコーティング剤を塗布する前に非常に重要な作業があります。それが「床のゴミや汚れを取り除く」という作業です。

この作業がしっかりとできていないと、ゴミや変色部分を巻き込んでコーティングをしてしまうことになりますので、見栄えが非常に汚くなってしまいます。

フロアコーティングの下準備に必要な道具をご紹介していきます。

・掃除機

・中性洗剤

・メラミンスポンジ

・使い古したタオル(ウェスでも可)

これらを用いて下準備をおこなうことによって、床のゴミや変色を除去することができ、綺麗な状態のフローリングにコーティングが可能となります。

まずは掃除機でホコリやゴミなど汚れをしっかりと吸い取り、気になる汚れや変色部分は中性洗剤を使って綺麗にしていきましょう。

中性洗剤を使う際には、使い古したタオルが便利ですが、しつこい汚れの箇所には軽くこするだけで汚れが落ちるメラミンスポンジがおすすめです。

DIYフロアコーティングの施工手順

コーティング

必要なものを揃えられたら、具体的にどのような手順でフロアコーティングのDIYをおこなっていくのか見ていきましょう。

 

1.養生を行なう

フロアコーティングをおこなう際、注意していても塗料が飛び散ってしまう可能性があります。

まずは飛び散っては困る部分、すなわち壁の境界の部分や巾木をマスキングテープで養生します。

その際に粘着力が強すぎるテープを使ってしまうと、剥がす際に巾木を傷めることがあるため、巾木の強度や素材に見合った商品を選びましょう。

 

2..床の汚れや変色を除去する

掃除機や中性洗剤などを使い、目立つ汚れや変色を除去するところからはじめましょう。

しつこい汚れや年季の入った汚れは何をしても取れないこともありますが、中には軽く落とせるものもありますので、気になるところは一通り汚れ落としを試してみてください。

 

3.傷がある場合は補修する

フローリング補修剤を用いて、傷を消す作業も必要があれば行います。

傷があると表面に凹凸ができている状態になってしまうので、フロアコーティングをおこなった際にムラができやすくなります。

 

4.フローリングワックスを剥離する

フローリングにすでにワックスがかかっている場合、フロアコーティングをおこなう前に必ず剥離する必要があります。

もしワックスが残った状態でフロアコーティングをおこなってしまうと、コーティングDIYの中でも最も厄介な「剥がれ」を引き起こす可能性があります。

基本的に建売住宅、マンションなどの場合はお客様への引き渡し前に必ず美装ワックスがかけられているものです。

特殊な住宅ではない限りワックスがかけられているものと考えて、ワックス剥離剤を用いて確実に剥がすようにしましょう。

 

5.離型剤や補修剤などを取り除く

離型剤とは型から中身を取り外す際に滑らかにするためのものです。

離型剤や床の補修に使われたボンド、補修剤などが残っているとワックスの時と同様に「剥がれ」の原因となってしまいますので、確実に取り除く必要があります。

フローリング剤を塗る前に傷を補修した方が良いという意見もありますが、ワックスにしても補修剤にしても、残っているとコーティング剤が床と密着しません。

 

6.床を完全に乾かす

水分が残らないよう、状況によってはドライヤーや送風機などを使って床を完全に乾かします。

 

7.フロアコーティング剤を塗る

いよいよ本番の作業であるコーティング剤の塗布ですが、詳しい塗り方はフロアワックスの塗り方と似通ったところがありますので、インターネット上の動画などが参考になるかもしれません。

 

8.硬化するまで所定時間置く

コーティング剤の塗布が終わったら、それぞれの塗料の説明書に書かれている時間、乾かして完成です。

温度や湿度によっては時間よりも長く置かなくてはならない場合もありますので、完全に硬化したか必ず確認しましょう。

フロアコーティングをDIYで失敗しないための注意点

悩む男性

ここまでご覧いただき、「フロアコーティングはDIYで行うのは難しい」と感じられるかもしれません。

しかし、注意点を踏まえて時間をかけて作業をおこなえばさほど難しくはなく、失敗することは少ないですよ。

こちらではDIYフロアコーティングで失敗しないための注意点について詳しく見ていきましょう。

 

1.塗料・道具は良いものを揃える

「安く済ませたい」という思いから、安い物ばかりを揃えてしまう方もおられますが、できるだけ塗料や道具は高いものを揃えた方が良いでしょう。

特に仕上がりの質を大きく左右するモップに関しては、プロが使うような良い品を選ぶのがおすすめです。

 

2..ワックスの剥離、床の乾燥は確実に

ワックスの剥離はもちろん、床がしっかりと乾燥していることは、フロアコーティングにおいて非常に重要な行程です。

むしろコーティング技術よりも大切なところなので、焦らずにゆっくりと作業を進めましょう。

 

3.可能であれば「密着試験」を行っておく

密着試験とは、床の目立たない場所に小規模でフロアコーティングをおこない、十分に硬化させた後にコインを使って削る、粘着力の強いテープを貼って剥がすという作業のことを言います。

プロでもこの試験を実施したうえで実際のフロアコーティングをおこなうので、素人であればなおさらおこなうべき行程と言えます。

 

4.気温や湿度に注意

腕のたしかなプロであっても冬や梅雨には予期せぬトラブルが起こることも少なくありません。

気温が低い、湿度が高いといった条件だと、通常ならば失敗しないフロアコーティングの条件が揃っているにもかかわらず失敗してしまうことがあります。

可能であれば床が乾燥しやすい、気温が高くカラッとした天気の時に作業をおこなうのが望ましいです。

 

5.トラブルが起こったら業者に相談する

DIYフロアコーティングをおこなう中で、「こんなはずではなかったのに」と想定外の事態が起こることも考えられます。

そのような状況になってしまった場合は、そのまま作業を進めるのではなくいったん手を止めてプロに相談しましょう。

下手に手を加えてしまってからでは取り返しのつかない事態になることもあります。

まとめ

フロアコーティングを経験がない素人がDIYでおこなうことは決して不可能ではありません。

しかし、用意するべき道具や材料はたくさんあり、一度失敗してしまったら最悪の場合、床を全面張り替えなければならないこともあります。

DIYを試したいという意欲が強い方なら良いのですが、専門業者への依頼と迷っている方は、より確実でクオリティの高い業者に依頼した方が満足度が高く、リスクも少ないでしょう。

費用相場や具体的なやり方を知ったうえで、どちらの方法を選ぶか検討してみてくださいね。

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